11月13日(日) 晴れのちくもり
*成福院の宿坊から難波に出て、バスで松山まで帰る。高野山へは「町石道」を歩く方が重きがあったが、やはり1日とって、ゆっくりしたかったと思う。
5:15 起床
部屋から渡り廊下を通って、1階の本堂に行く。やはり少し寒い。灯篭がきれい。夜中,点いているのだろうか?
6:30 お勤め 本堂へ、少し早めに行った。昨日作務衣を着て食事を持ってきたり、お布団を敷いてくださった尼さんが、お灯明やお線香など、お勤めの準備をされていた。
ご住職さんと、昨日受付の時に、いろいろとお世話してくださった、愉快なお坊さんと先の尼さんとで、お勤めが始まる。
お二人のお坊さんがずっと読経されて、ご住職さんが、何か儀式のようなことをされている。お経は理趣経などだろうか、よく分からない。
法話 (私なりの解釈で、聞き方が間違っていたらごめんなさい。)空海さんが山に籠もられて1年後、見に行ってみると、髪は足元ほどまで長く伸び、着ている衣はぼろぼろになっていた。それで今では1年に1回、衣など新しく替えてさしあげて、毎日食事をさしあげている。(空海さんはいまでも居られる)
人の幸せは物ではない。昔、物はなくても家族の団欒があり、幸せだった。今は物に溢れかえっているけれども、必ずとも幸せとはかぎらない。目に見えないものに幸せがある。魂は存在する。(人は死んだら体重が減る、ということなど)仏で生きる。仏を心に抱いて生きる。仏の心で生きる。仏に守られて生き、生かされている。」というようなお話しだったかな。
7:15 大広間に移動して朝食。用意されたお膳の前に座る。白いご飯がおいしくておかわりした。若いお坊さんが、お給仕してくださる。
大きなテレビで「高野山」のビデオが流れていた。とても興味深かった。ずっと見ていたいくらいだった。
8:15 宿坊を出発 バスの時間まで、隣にある、摩尼宝塔にある美術館を拝観していくことにした。受付のところにいる人が「昨夜はよく眠れましたか?」と声を掛けてくださった。
成福院
8:44のバスで、15分くらいで高野山駅へ。
9:14発のケーブルカー、極楽橋で電車に乗り換え、橋本で乗り換え、難波へ。
電車「天空」
南海難波駅にある地図で、JR駅、OCATのバス乗り場を探すがよく分からない。隣にいるやはり地図を見ている女性に訊いてみた。その方も、よく分からないけれども、方向はわかるので、そこまで(○○アリーナ?)いっしょに行きましょう、と言ってくださった。
結局、その方は、もう自分の用は済んだからと、人に道を訊きながらOCATのバス乗り場まで連れて行ってくださった。思ったより、結構遠かった。時間がギリギリに迫っていたのでとても助かった。
大急ぎで、切符を買い、(予約はしていた)すぐそばにあるコンビニでパンを買い、バスにギリギリ間に合った。焦った。
11:55発のバスで松山へ。3列シートでリクライニングがきき、快適。
16:31 車窓から 日が落ちかけている。
17:20 松山JR駅、着。夫に迎えにきてもらって、我が家へ。途中スーパーでお弁当を買って帰る。ボランティアでどうしても7時に出かける用があった。
お陰様で多くの方々に助けられて無事お遍路を終えることができた。感謝の気持ちでいっぱいだ。明日の元気に繋げていく。ありがとうございました。