10月20日(土) 記録日 2019.12.18
*秋遍路最終日。名西旅館すぐ前の大日寺、そして常楽寺、国分寺、観音寺とお参りした。今回の秋辺遍路は観音寺で打ち止め。観音寺からは観音寺近くの府中駅から徳島駅へ行き、徳島駅から松山まで高速バスで帰った。松山駅には夫が迎えにきてくれていた。でも帰りの高速バスの途中でハプニング発生。徳島駅からバスで帰っている時に、吉野川SAのトイレに大事な物が全て入っているポシェットを忘れるという大失敗をやらかしてしまった。ぼーっとしていた。でも運転手さんたちのご親切で、ポシェットも戻り、松山に無事帰ることができた。
5時のアラームにしていたが4時には目が覚めて、4:30には起きることにする。ボツボツ支度するが、支度もあっという間にできて時間を持てあます。体が少ししんどい。納札に名前を書いたりする。
6:33 朝食、下の食堂で。
今日剣山に登るという男性と少しお話した。100名山は踏破して、もう剣山も何度目かだということだった。埼玉の男性は、今日は井戸寺まで行き、文化の森を通って徳島に泊まるということだった。
7時頃宿を出発して、すぐ前の大日寺にお参りする。
7:17 大日寺。
昨夜「かどや旅館」に泊まったというブラジルのB君に会う。参拝後、ばったり、やはり角谷旅館に泊まったという北海道の女性に再会。一昨日は雨だったので、柳水庵から引き返し、焼山寺には昨日上がってきたとか。常楽寺までいっしょに歩く。
7:47
8:17 黄蝶を見かける。
8:12 常楽寺
8:14
8:36
B君の行程の相談に乗る。カナダの青年もみかける。
8:45 黄蝶
8:48 慈眼寺
国分寺を通り過ぎてしまい、引き返す。
9:13 国分寺
9:47 観音寺に向かっていた時、1台の車が止まってくれて、女性が車の窓からジュースを差し出してお接待してくださった。
9:54
9:56 観音寺
観音寺でB君と会って、ベンチで少し話した。B君は若く見えるが39歳、3児の父親。彼のファミリーの写真を見せてくれた。井戸寺に向かうB君としばらくいっしょに歩いた。「17日間のホリデーでお遍路にきた。23番の後は京都、広島にも行く。」と。職業を聞いたら、「Doctor.」とのこと。クリニックをパートナーとしていて、留守の間はそのパートナーがしていてくれるとのこと。その後私は家に帰るため、府中駅から電車で徳島にいくので、Bくんと握手して別れた。
府中駅11:10発ので徳島駅へ。府中駅の近くで柿泥棒騒ぎがあった。パトカーやおまわりさんがいて、駅からその柿どろぼうにあったという柿の木が見えた。
徳島駅で、近くの少し安く買えるチケットセンターで松山までのチケットを買う。4050円。お土産とお昼のサンドイッチも買う。
12:30発のバスに乗る。バスの中でサンドイッチを食べた。疲れも出てウトウトした。
吉野川SAでトイレ休憩。歩いてこようとトイレに行った。バスに乗ってしばらくして、トイレのフックに掛けたポシェットを忘れてきたことに気づいた。ポシェットには財布、携帯など大事な物が全て入っている。真っ青。
取り合えず運転手さんに相談して次の停留所で下ろしてもらって、SAまで戻ることにした。前の席にいた女の子が携帯を差し出してくれて貸してくれた。SAの電話番号も調べてくれていて、SAに連絡を取ることができ、そのSAでポッシェットを預かってくれていると聞いた時は本当にうれしかった。次の川之江の停留所で下ろしてもらった。運転手さんは、会社に連絡を取り、私にもその電話番号を教えてくださって、SAに着いたらそこに電話をしたらいいようにしてくださった。そしてSAまでのバス代、1100円を「あげる。」と言って貸してくださった。まさにお大師さんだった。
川之江のバス停から15:15発のでSAに戻り、預かってくださっていたポシェットを受け取ることができた。セブンイレブンの掃除の方が見つけて届けてくださっていた。みなさん、本当にありがとうございました。
SAの中に三好のバス停があり、そこから17:04発の松山行きに乗り、無事松山まで帰ることができた。徳島バスの運転手さん、携帯を貸してくれた学生さんふうの女の子、SAの掃除の方など皆さんのご親切のお陰でポシェットも戻ってた。一語では言い表せないくらい感謝の気持ちでいっぱいだ。こうしてみなさんのお陰をいっぱいいただいて無事家に帰ることができた。
17:41 バスから見えた夕焼けがとてもきれいだった。
19:03 少し遅れて松山駅に到着。夫が迎えにきてくれていた。夫には一便遅れることを伝えていた。
無事松山に帰ることができました。ありがとうございました。声を掛けてくださった人、お接待してくださった人、道を教えてくださった人、宿の人、いっしょに歩いた人、本当にいろいろな方に助けられて、みなさんのお陰やご親切でお遍路ができました。帰ってきて2か月経ってやっとお遍路の記録が書けた。ブログを読んで応援してくださった方、励みになりました。ありがとうございました。やはり珍道中から抜け出せそうにありませんが、懲りずにまた春にはお遍路に出かけると思います。これからもよろしくお願いします。